院長のブログ

アドバンスケアプランニング

みなさんは、将来ご自分の終末期がやってきたときにどのような治療を望まれますか?
その意思をどなたかと共有されていますか?

人間は、人生の終末期(ガンなどの病気などで末期状態にある状態)において、自分自身で正確な意思決定ができる状態にあるのは、約30%程度と言われています。

私自身も在宅医療をおこなっているなかで、残念ながら終末期である旨を本人と家族に伝えるべき時期がきたとき、今後の治療方針を家族とのみ相談せざるを得ない時があります。もちろん本人と家族はもっとも近い存在ではあるもの、終末期の治療方針については、やはり本人の意思を尊重したいものです。

そこで、終末期になるもっと前の状態で、本人と家族とともに将来の治療・療養について話しあっておきましょう、という概念が推奨されています。

これをACP (advance care plannning):アドバンスケアプランニングといいます。

どのタイミングで患者さんや家族と話し合いをもつべきなのか?難しい問題ではありますが、「人生の最期」という非常に大事な時間に関わりを持たせていただいている我々医療者は、慎重に、そして患者さんの意思に最大限寄り添えるように責任をもって関わっていかなければなりません。